口呼吸から鼻呼吸

お子さまの口呼吸でお悩みの方へ

お子さまの口呼吸でお悩みの方へお子さまの口呼吸が治らず、悩みを抱えている方は少なくありません。中には、歯科医院に相談してもよいのかどうかがわからない方もいらっしゃいます。口呼吸は、口がぽかんと開くことで鼻呼吸ができず、いびきをかくことがあります。成長期の大切な時期に酸素を十分に取り入れることができないのは、避けたいところでしょう。

お子さまの口呼吸でお悩みの方へまた、口から細菌やウイルス、花粉などが体内に侵入することで、感染症やアレルギーのリスクも高まります。鼻呼吸は、これらの異物をシャットアウトするためのフィルター機能が備わっています。このように、口呼吸は全身のさまざまなトラブルに繋がるため、早い段階で改善することが望ましいでしょう。

当院では、歯並びだけではなく口呼吸の改善も可能なマウスピースによる治療を行っております。

成長段階に応じて正しい咀嚼と嚥下を身につける

口には、噛んだり離したり飲み込んだりする役割があります。栄養を取り込み、消化器官に余計な負担を与えないということを自然に行わなければなりません。当院では、発達段階に応じて変化する口腔機能に着目し、それぞれの時期に適したアプローチを行っております。

授乳期

歯は生えておらず、顎も小さくて口の中も狭い状態です。この時期は、乳首や哺乳瓶をしっかりくわえさせて、口腔機能の発達を促すことが大切です。

離乳期

生後4~5ヶ月では、離乳食の受け入れの準備として指しゃぶりや周りのものを舐めるなどの行為が始まります。生後6~9ヶ月頃に歯が生え始め、すり潰したり飲み込んだりといった動きが可能になります。年齢に合わせた離乳食を与えて、健全な発達を促しましょう。

幼児期(1~2歳)

奥歯が生え始め、奥歯で食べ物をすりつぶせるようになります。ただし、一番奥の歯は生えておらず、咀嚼力は不十分な状態です。歯の生え方を確認しつつ、そのときの歯の状態に合った食事を与えましょう。

幼児期(3~5歳)

乳歯が生えそろうことで咀嚼力が高まります。柔らかい食べ物だけでは顎の筋肉を十分に鍛えられないため、硬いものも取り入れましょう。よく噛むように促すことで、健全な顎の発達が得られます。

口呼吸の身体への影響

口呼吸の身体への影響口呼吸は、歯並びに悪影響を及ぼします。舌は口の中の上側部分におさまるのですが、口呼吸が習慣化していると舌の位置が下がりやすくなります。舌が正しい位置にあることで、唇や頬からの圧力が適切にかかり、健全な顎の形へと発達していくのです。そのため、舌の位置が悪いと歯並び・噛み合わせが悪くなる恐れがあります。

舌を前に突き出しやすくなることで、すきっ歯の原因になったり、開咬を引き起こしたりするケースが少なくありません。また、出っ歯や叢生などにも口呼吸が関係しています。

口の周りの形への影響

歯並びや顎の発達に問題があると、口が閉まりにくくなることで口呼吸が促されます。早めに顎の発達や歯並びの改善を目指すことで、口呼吸の影響を抑えることができます。

上唇が下唇よりも白くなりやすい

通常、唇の色は上下で違いがありません。しかし、口呼吸だと慢性的に上唇が乾燥し、白くなったり厚くなったりします。

唇をなめる

口呼吸によって唇が乾燥することで、唇をなめるようになります。

前歯に汚れが付着しやすい

口を開きっぱなしにしていることで前歯が乾燥し、着色汚れがつきやすくなります。特に、前歯の先端が汚れやすいため注目してみてください。

発音や滑舌が悪くなる

舌が前に出ている場合、発音が不明瞭になったり滑舌が悪くなったりしやすい傾向があります。

姿勢が悪くなる

猫背の状態だと、胸を圧迫することで呼吸が浅くなり、口呼吸が促されるといわれています。口呼吸を改善するには、原因に応じて正しくアプローチすることが重要です。例えば、出っ歯が原因で口を閉じられない場合は、出っ歯の改善によって鼻呼吸への切り替えを促します。お子さまの年齢や口の中の状態などで対応方法が異なるため、まずはご相談ください。

柴原先生の息育の動画について

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