子どもでも扱いやすいマウスピース矯正
お子さまの矯正治療では、いかに根気よく続けていただけるか、本人の協力を得られるかが重要です。従来のワイヤー矯正は、金属色の装置が目立つため、口元が気になってしまう場合があります。当院では、お子さまにも受けていただきやすいマウスピース矯正を導入しております。
小さいお子さんからでも使用できるプレオルソやＴ４ＫというＭＦＴに使用するマウスピース、反対咬合でよく使用されるムーシールドなどの取り外しができる矯正装置や顎を広げてスペースを出して拡大床、永久歯になる際に使用ができるインビザラインファーストやワイヤー矯正など予防的矯正治療から歯並びを治す矯正治療まで幅広くご提案ができますのでまずはご相談ください。
インビザラインファースト
インビザラインファーストは、乳歯と永久歯が混在する10代の矯正治療に対応したマウスピース矯正です。オーダーメイドで作製した薄い透明のマウスピースを装着し、7日ごとに新しい装置に交換することで、歯並びを段階的に整えていきます。従来のインビザラインは、口腔内が変化する10代には使用できませんでした。インビザラインファーストであれば、多感な時期の10代のお子さまにも、薄い透明のマウスピースによる矯正治療を受けていただけます。
小学生以上でも永久歯に生え変わっている場合はインビザラインによる矯正治療ができますのでご相談ください。
それでは、インビザラインファーストのメリットをご紹介します。
透明で目立ちにくい
薄い透明のマウスピースは、従来の金属色の矯正装置のように目立ちません。よほど近くから見なければ、マウスピースだとは気づかれないでしょう。
中高生のためのデザイン
インビザラインファーストは、歯の生え変わりや身体の成長を踏まえて設計されている中高生のための矯正装置です。
これまで通りに歯磨きができる
取り外し可能なため、これまで通りに歯磨きができます。その結果、むし歯や歯周病の予防効果が高まります。
歯や歯周組織に大きな負担がかからない
歯周病や歯根吸収などのリスクが軽減される場合があります。歯や歯周組織への負担を抑えられると、矯正治療中にさまざまなトラブルが解消することがあります。
通院の回数と頻度が少ない
2～3ヶ月に1回程度の頻度で通院していただきます。ワイヤー矯正は頻繁な調整が必要ですが、インビザラインファーストは定期的にマウスピースをご自身で交換できるため、通院の負担が少なくなっています。試験や部活、海外留学などでなかなか通院できない方も治療を受けていただけます。
ムーシールド
ムーシールドとは、受け口の改善を目的としたマウスピース型の取り外し可能な矯正装置です。受け口だと、舌が低い位置にあります。ムーシールドは舌を正しい位置に動くように安定させ、正常な顎の発達を促します。寝るときに装着するだけであり、日中に学校へつけていく必要はありません。
ワイヤー矯正（表側矯正）
永久歯が生えそろってからは、大人と同じくワイヤー矯正で歯並びを整えます。永久歯が生えそろう12歳頃からの適用となります。ただし、顎の発達を促す矯正治療だけで歯並びが整った場合は、ワイヤー矯正は不要です。また、ワイヤー矯正が必要だとしても、比較的短期間かつ非抜歯で行える可能性が高いでしょう。
プレオルソ
プレオルソとは、上下一体型の矯正装置で、ポリウレタンを使用しています。
幅広い症例に適用できます。
マウスピース型の矯正装置で、口の周りの筋肉と舌をトレーニングすることで正しい歯並び・噛み合わせへと導きます。
決められた装着時間を守る必要があるため、本人と親御さまのご協力が必要です。プレオルソには、次のようなメリットがあります。
装着時の痛みがない
プレオルソは柔らかいポリウレタン素材のため、装着時に強い痛みを感じることはありません。また、弾力性があるため、落としても壊れにくいです。
歯型取りと調整が不要
プレオルソは既製品のため、歯型取りが不要です。また、調整もほとんど必要ありません。
取り外しできる
プレオルソはいつでも取り外せるため、普段どおりに食事や歯磨きができます。
T4K
T4Kは、TRAINER FOR KIDS の頭文字を取った名称で、乳歯が生えそろった時期に行う矯正治療のことです。取り外し可能な装置を使用し、学校へ行く日中は取り外しておけます。ワイヤー矯正のように外部から力をかけるのではなく、内側からアプローチして舌の位置や口呼吸、歯を舌で押す癖などを改善します。
拡大床
歯が並ぶスペースを作るために使用する装置です。中央についているネジを回すと装置の幅が広くなり、顎を押し広げていきます。取り外し可能なタイプと固定式の装置があります。
クワドヘリックス
歯のデコボコを解消したり、歯がきれいに並ぶためのスペースを確保したりするために、上顎を拡大する装置です。
